TAIのサッカー考察

「試合に出られる方法」を研究するブログです

レアルマドリードが勝てた理由 ①

3年ぶりのCL制覇を狙うリヴァプールと4年ぶりのCL制覇を狙うレアルマドリードの名門対決!!


過去最高メンバーと評価されるリヴァプールレアルマドリードが勝った理由とは?<前半>


2021-22season Champions League決勝 リヴァプールvsレアル・マドリード


個人的にはラリーガ勢のレアルを応援してました。
ただ、勝つのはリヴァプールだろうなと。


今季のレアルは、

ベンゼマのハイペースな得点力

・ヴィニシウスの覚醒によるドリブルと得点力UP

をはじめ、ベテラン組のがんばりや若手の台頭など
昨季に比べてポジティブなことは多々ある。


しかし、リヴァプール
主力の大半の年齢が30歳手前と
絶頂期の選手がたくさん。


プレミアリーグは優勝できなかったけけど
奪った得点は94点と超攻撃的。


おそらく5大リーグで3位かな?
(1位はシティの99点、2位はバイエルンの97点
レアルは80点で8位のはず、、。)


そしてクロップ監督の代名詞とも言える
ハイプレスサッカーがとにかくいろんなチームに
ぶっささりで、さらに攻撃陣が豪華すぎる。


↓↓↓スタメン↓↓↓


試合の立ち上がりはほぼどちらも悪くない入り。
しかし、徐々にリヴァプールがハイプレスを仕掛け


レアルはなかなかボールを保持できず、、
リヴァプールが主導権を握ってく。


そんな展開の中、
まずチャンスが訪れたのは前半15分のリヴァプール


右サイド3人のA.アーノルド、ヘンダーソン、サラーで
レアルの左サイドを崩しに行く。


注目したのは、まずヘンダーソンのポジション。
ボランチのはずなのにとにかくワイドに貼ってること。


それに対してサラーがCBの前でポジションを取り、
マネが低い位置まで降りてボールを受ける。


マネからロバートソンを経由してチアゴへ。
アゴからヘンダーソンへ大きく展開する形。


すぐにA.アーノルドがサポートに入り、
ドリブルでペナルティエリアに侵入。


ゴール前で待ち構えてたサラーにパスを出してシュート。
サラーはバランスを崩しながらのシュートだったが、
リヴァプールとしてはいい形で入れた。

【15:00〜】


その後もリヴァプール
はいくつも似たようなチャンスを作るが


レアルの守護神クルトワのセーブ連発により
ゴールをこじ開けることができない。


しかし、そんなレアルも引いて守るばかりではない。
少ないチャンスから確実に1本を狙いにいってる。


ベスト16のPSG戦、ベスト8のチェルシー戦、
ベスト4のシティ戦につづき決勝でも


アンチェロッティ監督流の戦術は変わらず
イタリア風のサッカー。カテナチオを展開。
※イタリア人は4-3で勝つより1-0で勝つことを好むらしく、1-0を表すウノゼロ(Uno Zero)は賞賛されるらしい


ペナルティエリアに侵入されすぎてるのは
気になるところではあるが、、


攻守の切替でベンゼマが低い位置まで降りて溜めを作り


モドリッチやクロースがサイドに素早く展開

・1vs1の仕掛けに強いヴィニシウス

・縦へのドリブルに推進力があるF.バルベルデ

が攻撃で違いを生み出す。
ただし、ヴィニシウスは2、3人にマークされたり
I.コナテに1vs1で苦戦。


その一方で、
F.バルベルデはロバートソン相手に走り負けずに
右サイドを駆け抜けて


中央へ低いクロスを何本か送るが
ほとんどカットされてしまう。


前半終了間際にアラバからベンゼマ
ロングフィードからビッグチャンスへ!


【42:30〜】


レアルはこの試合1本目のシュートで
ゴールネットを揺らすことができたが
VAR判定により惜しくもゴール取り消しに。


前半、レアルのチャンスはこのシーンだけだったが
これが後半に巻き返しへの第1歩となる。


リヴァプールは前半からいい流れを掴んでいたが、
監督の指示なのか、選手の特徴なのかわからないが
左SBのA.ロバートソンのポジション取りが気になる。


リヴァプールは攻撃時、左WGのL.ディアスが
真ん中に絞ってレアルの右SBカルバハルを
引きつけることが多い。


レアルの右WGのF.バルベルデも守備時は
真ん中に絞ることもあっめ
左サイドのスペースが大きく空くシーンが多々あった。


その空いた左サイドのスペースをロバートソンが
なかなか活用する動きが見られないこと。


それに対してカルバハルは豊富な運動量を活かして
Fバルベルデが中に絞って空いた右サイドのスペースを

モドリッチからロングパスもらって
リヴァプール守備陣を脅かした。


【26:30〜】


後半戦につづく